UP 2016-03-17
鎖骨骨折の治療

鎖骨骨折の治療

施術 2016年3月

自転車でこけて肩をぶつけ、鎖骨を骨折されました。
病院での診断の結果、鎖骨の内側の骨折でした。

固定をしないと、腕の重みがかかって胸や肩が響くように痛いということだったので、処置とともに固定をして、自分でも取り外しのしやすい固定具をお貸ししました。
腕の重みがかかるといたむので重みを預けるようにすると楽なのですが、寝がえりもできないので、寝ているのもしんどいです。
主婦やお仕事である程度身体を動かす必要のある方は、少し腕の重みをとるように固定すると楽に過ごせるようです。

一週間はなかなかちょうどいい姿勢が見つからず大変だと思います。
骨折の部分が動かないように慎重に腕を動かしていくようにしてほかの関節が固まらないようにちゅういしていきます。すこしずつですが、楽に過ごせるようになってきます。

一週間経つと痛みも徐々にとれ、動かせる範囲も広くなってきました。腕を振って歩くことも可能です。
二週間経つと出血の痕も目立たなくなりますし、腕を動かせる範囲もさらに大きくなり、寝返りもできるようになります。
一ヶ月もすると日常の生活は問題なく行えるようになると思います。

鎖骨の変形はある程度のこるかもしれませんが、この方の場合は折れた場所が内側なのでそれほど目立たなくなると思います。

鎖骨骨折-二週間経過
UP 2016-02-06
骨折後療 リハビリ

骨折後療 リハビリ

施術 2016年2月

骨折・脱臼に関しては応急処置はできますが、診断やその後の処置は整形外科などの病院で行います。

一般的に病院では固定や手術で骨をくっつけて、レントゲン上で問題がなければ治ったことになることが多いのです。固定期間の不自由さ、痛みのコントロール、治ったと言われてからの変形や動きの悪さなどに悩まされる方は意外にたくさんいらっしゃいます。

私たちはただ骨をくっつけるだけでなく、患者さんの生活や仕事の状況、痛みや苦しみに寄り添った処置を心がけています。

UP 2016-01-10
坐骨神経痛

坐骨神経痛

施術 2016年1月

「坐骨神経痛」は、狭さく症ヘルニアなどによって、腰から足に向かう大きな神経が圧迫されて起こります。
おしり・ふともも・ふくらはぎ・足の指などに絞り取られるような痛みやジンジンとした違和感があると訴える人が多いです。

慢性の症状には鍼やお灸がよく効きます。
神経や周りの筋肉を刺激して痛みを緩和したり血流を良くして痺れや筋肉の緊張をとることができます。
鍼のみ・灸のみでよくなる方もいらっしゃいますし、鍼と灸を併用したり、鍼に電気を流す方法で刺激を高めたりといろいろなやり方の中から合うものを探していくこともあります。

ご自身が気持ちいいと思える方法がベストです。
また痛みによって前かがみやそりすぎの姿勢になり、腰痛や股関節の痛みが出ている場合もあるので、ストレッチや筋力強化によってそれらの症状も防いでいきます。

UP 2015-12-23

「五十肩(肩関節周囲炎)」は、加齢筋肉のバランスが崩れることで発症しやすいようです。
ゆえに一定の年齢以上の方に多い疾患です。

40歳以上で、肩が挙がりにくい・手を伸ばすと痛みが出るというところから始まって寝返りのときに痛む、朝方はこわばったように動かしにくい等の症状があれば、いわゆる四十肩・五十肩が考えられます。
ひどくなると常に痛む、肩が水平以下にしか挙がらなくて着替えも一苦労・・・という方もいます。

当院では、まず炎症がきついようなら固定と冷却で患部の安静を図ります。
日常生活での姿勢や動きなどの指導も行い痛みを早く取り除くようにします。
炎症が治まって痛みも落ち着いてきたら少しずつ関節を動かして肩が挙がるように、また力が入るようにしていきます。

肩がスムーズに動くようになったらチューブやタオルを使った筋肉トレーニングを行って弱くなった筋肉を鍛えていきます。

 

UP 2015-10-23
変形性膝関節症

変形性膝関節症

施術 2015年10月

「変形性膝関節症」では、膝の内側が痛くなり、階段を下りるときや立ち上がるときに痛みます。
症状が進むと正座ができない・腫れる・熱をもつ・痛みで眠れない等がでてきます。その様な症状を経て徐々に膝が変形してきて、O脚になります。

 

施術は膝の変形の具合や炎症の有無と痛みの程度を調べてから行います。
腫れや痛みが強い場合はしっかりと冷やして、関節の安静を保つために包帯固定をすることが多いです。

周囲の筋肉を緩めたり体重のかかるところを変えたりするだけでも歩きやすくなりますし、関節への手技によって変形のスピードを食い止めることができます。
正座や階段昇降がスムーズにできるようになるところまで固定を続けます。

女性に多いですが、2割くらいは男性の患者さんです。